治療を開始する時期は､年齢､症状､治療方針などによって様々です。

子供の場合は歯の生え変わりや成長があるので大きな効果が期待できますが、放置すればしだいに症状が重＜なってしまう危険性も併せ持っています。適切なタイミングで治療を開始することがあごや歯の健全な発育に不可欠です。日本矯正歯科学会では、心配な症状があるならば、7歳でカウンセリングをしてもらうようにすすめています。

大人の場合は歯と歯肉が健康であれば治療の開始年齢に制約はありません。現在では歯列矯正は子供だけのものではな＜、20代から50代を中心に子供のころに治療する機会のなかった多＜の方々が治療に取り組んでいます。

治療にはある程度の時間がかかります。本格矯正の平均的な治療期間は約2年ですが、症状や抜歯の有無、抜歯する部位などにより異なります。
＊全体の治療
　乳歯や歯の生え変わりの時期の治療･･･････2年（通院回数24回）
　永久歯の治療････････････････････2年から3年（通院回数24〜36回）
＊一部だけの治療････････････････6か月から2年（通院回数6〜24回）

●取り外しのできる装置（小児矯正）

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食事や歯みがきの時などに必要に応じて取り外すことができ､治療を受け入れ易い装置です。十分な治療効果を得るためには決められた時間を守って使用する必要があります。

●取り外しのできる装置（マウスピース矯正）

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透明なマウスピースを使用して治療するものです。決められた時間を守って使用する必要があります。

●取り外しのできない装置（マルチブラケット）

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【白い装置】
最も多く使われる装置は永久歯の治療に使用するブレースとよばれるものです。現在では乳白色で透明なプラスチック製やセラミック製のものが広く使用され、目立たないように改良されています。

●取り外しのできない装置（裏側からのワイヤー矯正）

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【見えない装置】
歯のうら側に装置をつけて治療する方法があります｡通常の装置では治療に踏み切れなかった方でも､この方法ならば見た目を気にすることなく治療することができます。
ただし症状によっては治療期間、治療結果、装置の違和感、費用などの面で欠点もあります。詳しくはご相談ください。